債務整理と任意整理の違いは無く、債務整理とは、返せなくなった借金を法的に整理する方法で、任意整理はその方法の内の1つです。任意整理とは、裁判所を通さずに、債権者と直接交渉して借金を減額する方法です。減額できる借金は、超過利息で融資を受けていた部分(いわゆるグレーゾーン金利)です。グレーゾーン金利は無効なので、利息制限法で再計算します(引き直し計算といいます)。引き直し計算により、債務者が本来支払うべき借金が判明します。なお、超過利息が元金を上回っていれば、過払い金が発生しています。過払い金は、不当利得返還請求により取り戻すことができます。債権者とは、超過利息分の減額、将来利息のカット、返済期間などについて交渉していきます。交渉が合意に達すると、和解契約を交わし、任意整理の手続は終了です。その後は、和解内容に従って、残債務を返済していくことになります。
- 合同会社
合同会社とは、2006年の新会社法で日本版LLCが認められ(合同会...
- 遺言書の検認
遺産相続が発生したとき、遺言があればそれが正しいものなのかどうかの...
- 争族
近年、相続に関するトラブルが多発しています。遺された資産を奪い合う...
- 商業登記
会社を起こす際に必要なのは会社設立の登記です。この登記をすることで...
- 役員変更登記
会社を設立する際は、法務局で会社の登記をします。この登記とは、商業...
- 代償分割
ある人物が死亡した場合、その人が生前に築き上げた財産は相続によって...
- 秘密証書遺言
秘密証書遺言は、遺言の内容を秘密にした上で、確実に実行してもらいた...
- 遺産分割協議
遺産分割協議とは、相続発生時、遺言が残されていない場合に、相続人間...
- 遺言
自分の資産などについて、自分が死亡した後には、親族などの相続権利者...
司法書士伊藤博子事務所(三重県/桑名市)|債務整理と任意整理の違い